題 目:「国学」研究の現在―学問領域の越え方―
日 時:2016年4月23日(土)14:00〜17:30
会 場:駒澤大学駒澤キャンパス1号館301教室(下記のサイトの地図をご参照ください)
https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/campus/komazawa.html
研究会ポスター(PDF、2,178KB)
申込み:不要
「国学」は、自己をとりまく諸々の枠組―言語・歴史・習俗など―を問い直し、江戸期の思想・文学・宗教をはじめとする諸領域に大きな足跡を残した。自己ならざるものを排除する身振りをともなったものの、「国学」者の「問い直し」は、今なお我々を深い思索へと導く。日本思想史研究において、「国学」研究は、村岡典嗣『本居宣長』以来、重要な焦点であり、他の学問領域と相互に影響を与えあいながら展開してきた。現在、細分化を余儀なくされつつあるものの、今後の学際研究のあり方を模索する上で、豊かな可能性を有する分野と言える。
第2回「思想史の対話」研究会では、政治思想史・日本文学・日本史という異なるディシプリンから「国学」研究に取り組む気鋭の研究者に、「「国学」研究の現在」を報告して頂き、今日の諸々の学問領域をとりまく枠組を「問い直し」、新たな「対話」の方途を探ることを目指す。
江戸思想史の専門家だけでなく、「学問領域の越え方」に関心のある様々な領域の研究者に参加頂けると幸いである。
「宣長語学説との対話―政治思想史の立場から」
「上田百樹小考」
「篤胤の講談・講本・版本―思想史資料をめぐる一考察―」
高山大毅、板東洋介、水野雄司
「思想史の対話」研究会は、若手研究者の交流と議論の活性化を目的として、日本思想史学会総務委員会による運営のもとで、 2015年から始まった研究会です。年2〜3回の開催を予定しております。