「思想史の対話」研究会

日本思想史学会主催 第三回「思想史の対話」研究会のお知らせ

 題 目:日本思想史研究の現在を捉える
     ―時代区分を超えて―
 日 時:二〇一七年八月三十一日(木)午後二時〜六時
 会 場:東京大学弥生キャンパス総合研究棟五階五〇五研究会室
 申込み:不要

第三回「思想史の対話」研究会ポスター(PDF、494KB)

 日本思想史学の「細分化」ないし「タコツボ化」、そしてそこからの「脱却」は、言説の上ではもはや使い古されたクリシェかもしれない。しかし、いまだに現在進行形の問題でもあろう。このときなんらかの方法で越えられるべき壁は、思想家ごとのそれ・メディアごとのそれ・そして方法論ごとのそれなど、さまざまな準位で存している。しかしこのうちで古代/中世/近世/近(現)代という大づかみな“時代区分”こそは、現在、斯学に携わる研究者たちをもっとも分厚く相隔てているものであることは、ほぼ疑いを容れない。今回の研究会では、第一線で活躍する研究者に、それぞれの“時代区分”の中で注目しているトピックを報告して頂き、その中から世代間・専門間を越えた「対話」が喚起されることを目指したい。

報告者

「文献史料の動的理解を考える―『古事記』神代巻研究史を手がかりに」

「中世宗教思想史の行方―儀礼研究と世俗化(近代化・合理化・脱呪術化)論をめぐって―」

「今日において「正統と異端」問題の批判的継承は可能か―近世思想史研究と丸山眞男の対話のために―」

「時期区分としての「近代」」

*報告題目には変更の可能性もあります。

「思想史の対話」研究会幹事

「思想史の対話」研究会について

「思想史の対話」研究会は、若手研究者の交流と議論の活性化を目的として、日本思想史学会総務委員会による運営のもとで、2015年度から始まった研究会です。

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